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JAIは、プリズムベースのカラーラインスキャンカメラの製品展開を拡大し、CoaXPress2.0 CXP-12インターフェースを搭載した2つの新モデルを追加しました。

JAIは、高速CoaXPress2.0 CXP-12インターフェース搭載の2モデルを発表し、プリズムベースのR-G-BラインスキャンカメラSweep+シリーズを拡大しました。新モデルのSW-4000T-CXPAとSW-8000T-CXPAは、それぞれ4096ピクセル(4K)と8192ピクセル(8K)の解像度で、印象的なカラーイメージングを実現します。
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CoaXPress v2.0インターフェースを使用した高速スキャンレート: 

両モデルとも高速プラグアンドプレイCoaXPress CXP-12インターフェースを活用し、Micro-BNCケーブル1本で最大12.5Gbpsのデータ出力速度に対応します。SW-4000T-CXPAは最大97,000ライン/秒の非圧縮RGBストリームを、SW-8000T-CXPAは最大49,000ラインの速度を達成しています。また、ユーザーはこの2つのモデルで、それぞれ最大73kHz(73,000本/秒)と145kHz(145,000本/秒)で4Kと8Kの圧縮カラー出力を提供するYUV422_8フォーマットを選択できます。このインターフェースは、CoaXPress CXP-6とCXP-3構成にも対応しており、ケーブル長はそれぞれ60メートルと100メートルにもなります。
 

SW-4000T-CXPA – 4Kラインスキャンカメラ SW-4000T-CXPA

✔ プリズムベースのR-G-Bイメージングで卓越した色精度を実現。
✔ 4K解像度(3CMOSセンサー × 4096ピクセル)。
✔ 7.5 μm × 7.5 μm または 7.5 μm × 10.5 μmのピクセルサイズ(選択可能)。
✔ 97 kHzのスキャンレート。
✔ シングルCoaXPress 2.0インターフェース。CXP-12、CXP-6、CXP-3対応。
✔ 垂直デュアルラインビニングおよび2×水平方向ビニング。
✔ 柔軟なGPIOオプション。
✔ ロータリーエンコーダーへの直接接続。
✔ 内蔵カラー空間変換機能。
✔ ROI設定機能

SW-8000T-CXPA – 8Kラインスキャンカメラ SW-8000T-CXPA

✔ プリズムベースのR-G-Bイメージングで卓越した色精度を実現。
✔ 8K解像度(3CMOSセンサー × 8192ピクセル)。
✔ 3.75 μm × 5.78 μmのピクセルサイズ。
✔ 49 kHzのスキャンレート。
✔ シングルCoaXPress 2.0インターフェース。CXP-12、CXP-6、CXP-3対応。
✔ 垂直デュアルラインビニングおよび2×水平方向ビニング。
✔ 柔軟なGPIOオプション。
✔ ロータリーエンコーダーへの直接接続。
✔ 内蔵カラー空間変換機能。
✔ ROI 設定機能。

 

インターフェースケーブル経由で供給される電源とトリガ信号:

CoaXPressインターフェースから提供されるトリガ信号により、カメラをシームレスにマルチカメラ構成に統合できます。電力はCoaXPressインターフェースもしくは12ピンコネクターから供給されます。
 
プリズムベースのイメージング技術による優れた色精度:
新モデルは、JAIのSweep+カラーラインスキャンカメラの特徴である、ダイクロイックプリズムに取り付けられた3つのCMOSセンサの精度を維持しています。この設計によって入射光を赤、緑、青の波長帯域に分割することで、優れた色精度を確保します。プリズムベースの構成は、ベルトコンベアや自由落下選別用途における振動や速度変動によって引き起こされる色縞や「ハロー」のような問題を解消します。
 
感度とダイナミックレンジを向上させる大画素と縦横ビニングオプション:
SW-4000T-CXPAモデルには、7.5µm×7.5µmピクセルのタイプAと、7.5µm×10.5µmピクセルのタイプBという、2つの異なるピクセルサイズオプションがあります。SW-8000T-CXPAモデルは、3.75 µm x 5.78 µmの長方形画素が特長です。両モデルのセンサは2列配置で設計されており、垂直方向と水平方向のピクセルビニング(1x2、2x1、または2x2)が可能です。これにより、光感度が向上し、ダイナミックレンジが広がり、S/N比が改善します
 
 
 
エンコーダへの直接接続やその他の機能:
SW-8000T-CXPAとSW-4000T-CXPAは、ロータリーエンコーダに直接接続することで、ベルトコンベアなどの動作システムと同期させることができます。

また、ユーザー自身でROI設定を適用し、ライン幅を16ピクセル刻みで最大4096ピクセルまで、解像度を最大8192ピクセルまで縮小することで、スキャンレートを向上させることもできます。
 
さらに、内蔵の色変換機能により、HSIまたはCIEXYZカラーフォーマットでの出力が可能です。ユーザーは、標準的なRGB出力をsRGB、Adobe RGB、さらにはカスタム定義のRGB色補正マトリックスに変換することもできます。
 
標準機能には、チャネルに依存しないアナログ/デジタルゲイン、黒レベル調整、手動・自動ホワイトバランス、カラーシェーディング補正、PRNU補正・DSNU補正、色収差補正が含まれています。
 
SW-4000T-CXPAモデルとSW-8000T-CXPAモデルの両方とも、FマウントとM52マウントという2つのレンズマウントオプションがあります。.