本日、JAIは小型マシンビジョンカメラ「Go-Xシリーズ」に、5GBASE-T(5 GigE)インターフェース搭載12モデルを追加することを発表しました。今年初めに発売したGo-Xシリーズ24モデルと同様、最新のSony Pregius S CMOSセンサを搭載し、5.1メガピクセル~24.5メガピクセルの解像度を実現しています。
Sony Pregius S CMOSセンサ传感器
Pregius Sセンサは、裏面照射を採用しているため、イメージングパフォーマンスを損なわずにより小さな画素サイズをサポートすることができます。JAIはこの技術を活用し、小型でありながら高解像度のカメラをお客様にご提供いたします。例えば、画素サイズ2.74μmのPregius Sセンサを搭載した24.5メガピクセルのGo-Xシリーズ新カメラにおいても、29mm×29mmのフロントプレートサイズ、Cマウントレンズに対応した1. 2インチの光学フォーマットを実現しました。カメラの全長は68mmです。
新モデルの具体的な解像度は以下の通りです:
モデル | 解像度 | 有効画素数 | fps | センサーサイズ |
GOX-5105-5GE | 5.1 MP | 2472 x 2064 px | 103 fps | 1/1.8" |
GOX-8105-5GE | 8.1 MP | 2856 x 2848 px | 66 fps | 2/3" |
GOX-12405-5GE | 12.4 MP | 4128 x 3008 px | 43 fps | 1/1.1" |
GOX-16205-5GE | 16.2 MP | 5328 x 3040 px | 33 fps | 1.1" |
GOX-20405-5GE | 20.3 MP | 4512 x 4512 px | 27 fps | 1.1" |
GOX-24505-5GE | 24.5 MP | 5328 x 4608 px | 22 fps | 1.2" |
各解像度でモノクロモデルとカラーモデルの2種類を提供します。カラーモデルはBayer出力に加えて、カメラ内でDebayerデバイスしたRGB出力もサポートしています。8/10/12ビットモノクロ、8/10/12ビットBayer、24/30/36ビットRGBの出力形式に対応しています。
オートネゴシエーション機能付き5GigEインターフェース
5GBASE-Tインターフェースの最大データ転送速度は5Gbpsで、GigE Vision 規格のネットワーク機能とグラバーレス接続により、従来の1Gbpsを大幅に上回るフレームレートを達成しました。本カメラは、24.5メガピクセルの22fpsから 5.1メガピクセルの103fpsの範囲で動作します。
インターフェースにはオートネゴシエーション機能を搭載し、2.5GBASE-T(2.5Gbps)または1000BASE-T(1Gbps)など、ネットワーク構成や利用可能な帯域幅に応じてカメラの出力を調整することができます。
Xscale
すべての新モデルは、柔軟なサブピクセル・スケーリング機能「Xscale」を搭載しています。従来のビニングが2x1、2x2、4x4などの画素単位に限定されるのに対し、Xscaleでは、、浮動小数点数設定により、端数を含む複数画素から仮想画素を生成することで、古いカメラを置き換える際に画素サイズ、光学フォーマット、解像度を一致させることが可能です。加えて、従来のビニングはモノクロカメラにしか使用できませんが、Xscaleはモノクロ、Bayer、RGBのいずれにも使用可能です。Xscaleは水平方向と垂直方向に別々のスケーリングが可能で、新しいカメラの基本画素サイズ2.74 µmの16倍までスケーリングします。
60 種類のGo-Xモデル
今回の新製品は、既存のGo-XシリーズのGigE VisionおよびUSB3 Visionカメラ24モデルと合わせて、シリーズ全体で48モデルとなります。すべてのGo-Xカメラは、80Gの耐衝撃性と10Gの耐振動性を有し、一般的な産業環境と連続稼動条件下での故障を避けるため、最適な放熱設計が施されています。既存モデル同様、6年間の保証付きです。
Go-Xの新モデルについて詳しくご紹介します:
Go-X Series
Pregius Sセンサ
Xscale