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新しい4Kバイリニア・モノクロラインスキャンカメラ!

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Sweep シリーズに新たに 4 台のバイリニアモデルおよびモノクロモデルが追加されました!

最近発売された2Kトライリニアモデルとモノクロモデルに続き、これらの新しいカメラには、1幅 4.3㎜、ピクセルサイズ 3.5µm x 3.5µm の 4096 ピクセル (4k 解像度) センサが実装されています。両モデルともにスキャンレートが高く、バイリニアモデルは最大42kHz、モノクロモデルは最大84kHzに達します。


5GigE-logo

 

SW-4005BL-5GE-bilinear
  • 4K解像度(4096 ピクセル x 2 (RB-G)
  • スキャンレート42 kHz

SW-4005M-5GE-monochrome

  • 4k解像度(4096 ピクセル x 1
  • スキャンレート84 kHz
CoaxPress-logo SW-4005BL-CXP-bilinear
  • 4K解像度(4096 ピクセル x 2 (RB-G)
  • スキャンレート42 kHz

SW-4005M-CXP-monochrome
  • 4k解像度(4096 ピクセル x 1)
  •  スキャンレート84 kHz

バイリニアセンサのデザイン

4K Sweepラインスキャンカメラの内蔵センサは、平行に並んだ 2 ラインのうち、1 ライン目はフル解像度の緑、2 ライン目は青・赤のピクセルが交互に配置されており、優れた精度とRGBカラーを実現します。

最小限の空間補正でシームレスにシステムなどに統合できます。また、FPGA上でのビニングにより感度を高め、優れたイメージングを実現します。

この特殊なビニング技術は、隣接するピクセルを組み合わせて信号強度を増幅し画質を向上させるため、輝度が低い環境や高速撮影に適しています。

新しい4K Sweepシリーズモデルは、ライン間に隙間のないバイリニアイメージセンサを使用し、空間補正の必要性を最小限に抑えています。さらに、カメラは隣接するピクセルを補間して、フル解像度のカラーチャンネルを提供します。

Bilinear-drawing

優れたインターフェース

カメラは、高帯域幅でより高速なデータ転送を可能にする5GigEと、高帯域幅と低遅延で迅速なリアルタイム処理を可能にするCoaXPress(CXP-6)の両方のインターフェースを備えており、既存のセットアップへの統合が容易です。5GigEモデルは44mm x 44mm x 64mm、やや小さいCXP-6モデルは44mm x 44mm x 54mmとコンパクトなサイズで、統合がさらに容易になります。

2K_GigE 2K_CXP

標準のCマウントに対応する柔軟なレンズ選択

カメラのセンサ幅は14.3mmとコンパクトで、マシンビジョンで最もよく使用されるCマウントレンズに対応しています。このため、システムをセットアップする際の互換性の心配が解消されます。十分な解像度を持つ1インチCマウントレンズであれば、どのレンズでも使用できるため、さまざまな画像処理用途に柔軟に対応できます。

高度な画像処理能力

新しいモデルは、これまでの2Kモデルに搭載されていた主要機能をすべて継承しています。

  • スキャン再開機能: 動的な生産環境における中断のないデータ取得を実現します。この機能をシームレスに動作させるには、カメラを2相エンコーダにリンクさせるか、スキャン方向の信号を受信する必要があります。取得中に対象物が予期せず停止し、逆方向に移動した場合に、パルス数がカウントされます。対象物が反転を始める前の位置に戻ったら、カメラは撮像を中断した場所から自動的に画像取得を再開します。このアルゴリズムは、継続的なデータフローと運用効率を維持し、画像取得中にラインが失われることを防ぎます。
  • 画像出力遅延機能: 固定されたタイミングではなく、特定のトリガカウントに基づいて画像出力をマスクできるようにします。この柔軟性により、コンベア速度の変化に応じてリアルタイム遅延を動的に調整し、エンコーダ入力に基づいて、実際の速度に関係なく最適なタイミングで画像を撮影します。
  • トリガによる露光時間制御: 明視野検査やHDR(High Dynamic Range)画像の作成、個別のカラーLEDライト(RGB)との同期など、簡単な方法でアプリケーションを実行します。カメラがHigh のトリガ信号を受信すると、画像センサの露光が開始され、トリガ信号が Low に戻るまで露光が続きます

このような高度な機能に加えて、選択可能な出力フォーマット(8、10、12ビット)、マスターおよび個別のゲインモード、ルックアップテーブル(LUT)、色空間変換、傾き補正、水平ピクセルビニングなどを搭載しています。

幅広いビジョン検査用途に対応する設計

これらのカメラは、優れた空間分解能を発揮するように設計されているため、次のような精度と細部の検出が求められるアプリケーションに最適です。

JAI Line Scan Cameras for battery inspection-250px

 

バッテリー検査  - 微細なひび割れ、傷、表面の不規則性、位置のずれといったバッテリーの欠陥を検出することは、品質と性能を確保する上で重要です。新しいSweep 4Kのバイリニアモデルとモノクロモデルは、電極やセパレータ、ケーシングなどのバッテリー部品の細部をキャプチャできるため、このような用途に最適です。反射特性や放射特性の異なる、複雑な表面や材料の検査において特に効果的です。

4k_Food-Inspection

 

食品の仕分け  - Sweep 4Kモデルは微妙な色の違いを検出するのに非常に効果的で、農産物や穀物の選別といった食品選別用途に最適です。適度に熟した果物の識別や、変色した穀物の識別のように、熟度、欠陥、汚染などの品質要因に基づいて品目を識別するのに役立ちます。コンパクトな設計により、既存の仕分けシステムにシームレスに統合することができます。また、高速5GigEとCoaXPressインターフェースにより、迅速なデータ転送を保証し、最小限の遅延でリアルタイム処理を可能にします。

Logistics

 

物流・郵便物の仕分け  - 物流センターでは、変わった形の小包、不規則な梱包、壊れやすい商品など、多種多様な荷物を取り扱っています。郵便物の仕分けや倉庫管理では、荷物を識別するためにバーコードやQRコードを正確にスキャンすることが必要です。

Sweep 4kラインスキャンカメラは、さまざまな小包の形状、包装、素材に対応できるため、このように識別が難しい場合でも正確に仕分けることが可能です。高度な画像処理能力により、破損したラベルや印刷不良のラベルでも、バーコードやラベルをはっきりと認識することができます。遅延のない配達には明確にラベルを識別することが不可欠であるため、郵便物の仕分けにはこれらの機能は特に重要です。

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その他の柔らかい、または硬い対象物の検査 - 柔らかい、または硬い対象物の検査とは、繊維、紙、フィルム、板金、木材などの材料の検査のことです。このアプリケーションは非常に高速で動作し、通常は両面の同時検査が必要となります。
手頃な価格と信頼性だけでなく、高解像度と高速性を備え、容易な統合が可能なJAIのSweep 4Kラインスキャンカメラは、このような用途に適しています。

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リサイクルとゴミの分別  - 効率的なリサイクルには、異なる材料を正確かつ迅速に判別することが重要です。JAIのSweep 4Kモデルは、高解像度、高速ラインレート、信頼性の高いデータ処理を兼ね備え、リサイクルや廃棄物選別において正確でリアルタイムな材料識別を行います。

追加情報については、JAIにお問い合わせ下さい。
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