先進のプリズムカラーカメラ技術を採用した 顕微鏡観察用カメラソリューションを発表

JAIは、顕微鏡関連画像処理システムの設計者やユーザー向けに、高度なカラーイメージング機能を提供するカメラの新モデルと顕微鏡ソフトウェアの正式サポートを発表しました。カメラの新モデルは、高性能3CMOSプリズム分光式カラーカメラのApexシリーズに新たに加わった6機種。正式サポートするソフトウェアは、現在最も広く利用されている二大顕微鏡ソフトウェアソリューションであるMedia Cybernetics社製Image-ProとオープンソースソフトウェアパッケージµManagerです。

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新モデルのうち3機種は320万画素、38.3 fpsの3CMOSプリズム分光式カラーカメラAP-3200T-USBの特別仕様モデルで、残りの3機種は解像度を低く抑えてより高いフレームレートを実現する160万画素の3CMOSカメラAP-1600T-USBの特別仕様モデルです。どちらのモデルも、帯域幅とプラグアンドプレイの互換性による容易さから、顕微鏡システムで幅広く利用されているUSB3 Visionインタフェースを採用しています。

新しい特別仕様モデルでは、JAI標準カラーのフレッシュグリーン筐体だけでなく、病院や臨床/実験環境向けシステムに好まれるホワイトの筐体(AP-3200T-USB-LSAP-1600T-USB-LS)も用意しています。

さらに、標準モデルに備えるIRカットフィルターを除いたモデルをご用意。生命科学分野のアプリケーションでは、特定の色素や着色を強調したり周囲の組織から血液や血管を区別するため、赤色に対して高い感度が要求されます。このモデルを利用することでこの様な用途を十分にサポートすることができます。また、可視光領域と近赤外光領域(NIR)の両方を同時に解析する食品検査や産業用途にも有用です。この近赤外領域に対する十分な感度を備える性能はさらに、本カメラシリーズに標準機能として搭載されている「色強調機能」と組み合わせることで、より有効に利用することが可能です。

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JAI顕微鏡観察向けカメラモデル(本カメラシリーズ)の分光感度特性と一般的な蛋白質に見られる蛍光領域を、発光波長帯域として重ね合わせた図。IRカットフィルタを備えた標準モデルの場合、蛍光領域をカバーしきれないため、今回「NF(non-filter)」バージョンのモデルをご用意。


サポートする顕微鏡ソフトウェア
新モデルの発売に併せ、JAIとMedia Cybernetics社(アメリカ合衆国メリーランド州ロックビル)は、Apexシリーズのカメラとベストセラー画像解析ソフトウェアImage-Pro®との機能統合を発表しました。Image-Proは、世界で最も広く使用されている顕微鏡ソフトウェアパッケmediacy-logoージのひとつで、顕微鏡ベースの画像をより簡単にキャプチャし、処理、測定、解析、共有することができます。専用設計のドライバを利用することで、ApexシリーズのカメラからImage-Proソフトウェアに画像をシームレスに受け渡し、またImage-ProからApexカメラが備える特定の機能を制御することも可能です。

オープンソースの非商用ソフトウェアソリューションを希望するお客様には、カリフォルニア大学micro-manager-logoサンフランシスコ校のVale Labが独自に開発し、現在Open Imaging社で開発が継続されているµManager(Micro-Manager)とApexシリーズのカメラを統合したソリューションをご用意。JAIのカメラとµManagerが十分に連携できるデバイスアダプターをご提供します。ソフトウェアのライセンス料は無料で、micro-manager.orgウェブサイトよりダウンロード可能です。

ソフトウェアのドライバおよびデバイスアダプタの入手方法についてご不明な点がございましたら、こちらからJAIのカメラコンサルタントまでお気軽にお問合せください。

お問合せはこちら

アプリケーション
新モデルの3CMOSカラーカメラと正式サポートされたソフトウェアパッケージの統合環境は、あらゆる顕微鏡システムの設計者やユーザーに新たな可能性を提供します。

標準のCマウントレンズを使用することで、ほとんどのデジタル顕微鏡にApexシリーズのカメラを容易に組み込むことができます。また、3CMOSプリズムテクノロジーは、微妙な色の違いが重要である明視野顕微鏡や蛍光顕微鏡観察用途に、従来のベイヤーカラーカメラに比べてはるかに優れた色再現性を提供します。さらに、AP-3200T-USB(38.3 fps)とAP-1600T-USB(79 fps)は、3板式プリズム分光式カメラの従来比で非常に高いフレームレートで動作するため、生細胞イメージングや顕微鏡下での経時観察、被写界深度が大きい環境での観察など、リアルタイム速度やそれ以上の動作が要求されるカラー顕微鏡用途に最適です。 

そのほか、色を利用して欠陥を検出するウェハ検査や金属検査システム、食品や複合材料、化粧品をはじめとする材料化学分野、粒子分析、スプレー塗装ムラ・スポット欠陥検出、織物検査など、細部まで精密な検査を必要とする製造システムでは、従来のベイヤー式カラーカメラの利用と比較した際、本3CMOSプリズム技術の色再現性と空間分解能が大きな強みを発揮します。

主な用途例:

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生細胞観察38 fpsの高フレームレート(160万画素モデルでは78 fps)と卓越した色再現性を兼ね備えた本モデルは、生細胞の顕微鏡観察において経時撮影や細胞動力学分野の総合研究用に最適です。


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病理学卓越した色再現性、優れた空間分解能、色強調機能を備えたApexシリーズのカメラは、病理学分野での組織切片解析、染色解析、細胞計数、細胞分類などに用いられる顕微鏡システムに最適です。


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蛍光顕微鏡観察 - 蛍光染色は、特定の細胞タンパク質やその他の有機化合物を、顕微鏡で観察できる状態にする手法として多く用いられています。R/G/B各チャンネルごとにアナログゲインと露光時間を個別に設定できる独自のカメラ機能は、カラー蛍光顕微鏡観察において極めて有用です。


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材料科学 - 金属表面分析や応力解析/ひずみ解析などの材料科学、農業、皮膚科学などの分野においても理想的です。


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ウェハ検査  - 近年のウェハ検査システムでは欠陥検出や仕分けに顕微鏡をベースにしたシステムが採用されており、極めて高い精度が求められます。高い色再現性と優れた空間分解能を持つ本カメラシリーズがそのクオリティを約束します。

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